ZAIBIZ|企業分析

レーザーテック6920有報もと概算

東証プライム・電機・精密|2025年6月期 通期
¥40,000 ▲720(+1.83%)
時価総額 3.6兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社グループは、光応用技術を核とする半導体関連の検査・測定装置の専業メーカーであり、半導体関連装置と、その保守・サービスを事業領域としております。特に最先端のEUV(極端紫外線)リソグラフィに不可欠なマスクブランクス欠陥検査装置で世界を独占的に供給し、フォトマスク欠陥検査装置でも高いシェアを有しております。海外売上比率が極めて高く、台湾・韓国・米国の先端ロジックおよびメモリメーカーが主要顧客であります。装置販売後の保守・サービス収益が設置台数の増加とともに積み上がり、安定収益基盤の拡大につながっております。

02業績の推移

直近4四半期の売上は2.51兆円で、前年の同じ4四半期から+17.4%。営業利益率は48.9%、ROEは40.3%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q14,700億円1,700億円36.2%1,300億円¥35,000
24Q25,200億円2,000億円38.5%1,450億円¥32,000
24Q35,850億円2,250億円38.5%1,600億円¥22,000
24Q45,630億円2,180億円38.7%1,550億円¥16,000
25Q14,800億円2,100億円43.8%1,500億円¥17,000
25Q25,700億円2,800億円49.1%1,900億円¥15,000
25Q36,350億円3,000億円47.2%2,000億円¥14,000
25Q48,260億円4,380億円53.0%3,060億円¥21,000
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY242.14兆円8,130億円38.0%5,900億円—
FY252.51兆円1.23兆円48.9%8,460億円+17.4%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/6期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率48.8%は電機・精密20社中2位で、業界平均17.4%との差は31.4ポイントです。

売上高(計画)
2,000億円
前期比 -20.5%
営業利益(計画)
850億円
前期比 -30.8%
純利益(計画)
600億円
前期比 -29.1%

会社の見立て:EUV用マスクブランクス検査装置(ACTIS)の受注が一巡し、2026年6月期は売上高2,000億円・営業利益850億円・純利益600億円と減収減益を計画。連続最高益は途切れる見込み。会社は2nm世代の本格投資前の一時的な踊り場(エアポケット)と位置づけ、為替前提を1ドル135円と保守的に置く。受注高は2,000〜2,400億円の回復を見込む。2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(2025年8月7日発表)

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.51兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は8,460億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の33.7%が純利益に
2.5兆
−1.3兆
1.2兆
−3,820億
8,460億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率48.9%・純利益率33.7%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 3,300億円)自己資本比率 63.7%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.02倍。細い帯=有利子負債 50億円
営業CF
+850億円
本業が生む現金
投資CF
−120億円
設備・投融資へ
財務CF
−300億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+730億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)256.4% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
329円/株
利回り 0.8%
配当性向
34.9%
稼ぎの約3割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
939円
1株当たり純利益
BPS
2,327円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計52.0%
個人・その他13.2%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)12.5%
国内法人・金融機関12.0%
日本カストディ銀行(信託口)5.8%
岡林理4.5%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
8名
うち社外 4名(50%)
女性取締役
13%
1名
従業員
1,180人
平均39歳・年収1,050万円

当社グループは、独自の光技術を担う高度専門人材の確保・育成を重視し、少数精鋭の開発体制のもとで技術者が能力を最大限発揮できる環境づくりに取り組んでおります。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

当社グループは、光技術を基盤とする独自の検査・測定装置により、半導体微細化の進展に不可欠なソリューションを提供することを経営の基本方針としております。生成AI向け先端半導体の製造投資を成長機会と捉え、独占的な技術優位の維持と保守・サービス事業の拡大による収益基盤の強化を進めております。

対処すべき課題
  1. 01EUV関連の検査装置という単一製品群への依存度が高く、事業ポートフォリオの多様化が課題であります。
  2. 02顧客の設備投資サイクルに伴う受注変動への対応と、安定的な収益基盤の拡大が課題であります。
  3. 03先端技術の優位性を維持するための研究開発体制と技術者の確保が課題であります。
1. 設備投資サイクル依存リスク

半導体メーカーの設備投資サイクルに業績が大きく連動し、需要の踊り場局面では受注が急減するおそれがあります。

2. 顧客集中リスク

主要顧客が台湾・韓国・米国の少数の先端半導体メーカーに集中しており、特定顧客の投資動向に業績が左右されるおそれがあります。

3. 通商規制リスク

各国の半導体関連の輸出規制の強化により、販売や事業展開が制約を受けるおそれがあります。

4. 為替変動リスク

海外売上比率が極めて高く、円高の進行により収益の円換算額が目減りするおそれがあります。

08投資の中身

設備投資
120億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
117億円
将来の稼ぐ力への投資

当社グループは、EUVマスク検査をはじめとする最先端の光応用検査技術の研究開発を継続的に推進し、半導体の微細化・高集積化に対応する次世代検査装置の開発に注力しております。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電機・精密・20社中)
営業利益率48.8%2位/20社
ROE40.3%1位/20社
売上成長率+17.8%3位/20社
PER(割安さ)42.4倍17位/20社
時価総額16位/20社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電機・精密で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.41(n=8)やや負の相関

収録期間では、営業利益と株価が逆に動く傾向がうかがえます。金利・市況など業績以外の要因が効いている可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
レーザーテックの有価証券報告書(2025年6月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年6月期(日本基準、2025年8月7日発表)
会社計画
2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(2025年8月7日発表)
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。