ZAIBIZ|企業分析

キーエンス6861有報もと概算

東証プライム・電機・精密|2025年3月期 通期
¥69,250 ▲1,630(+2.41%)
時価総額 18.8兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

キーエンスは、工場自動化(FA)向けのセンサー・測定器・画像処理システムを企画・開発・販売する高収益メーカーです。製造を外部に委託するファブレス体制をとり、自社は製品企画と直接販売(直販)によるコンサルティング営業に注力しています。顧客の潜在ニーズを掘り起こす直販体制が競争力の源泉で、世界で初めて手がける付加価値の高い製品開発を志向しています。センサー・測定器、画像処理システムなどが主要な製品群です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は1.06兆円で、前年の同じ4四半期から+9.6%。営業利益率は51.9%、ROEは14.2%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q12,380億円1,190億円50.0%960億円¥59,800
24Q22,550億円1,300億円51.0%1,050億円¥62,400
24Q32,680億円1,400億円52.2%1,130億円¥65,200
24Q42,050億円1,040億円50.7%840億円¥63,100
25Q12,520億円1,280億円50.8%1,030億円¥66,800
25Q22,710億円1,410億円52.0%1,140億円¥68,200
25Q32,880億円1,510億円52.4%1,220億円¥71,500
25Q42,480億円1,300億円52.4%1,050億円¥69,250
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY249,660億円4,930億円51.0%3,980億円—
FY251.06兆円5,500億円51.9%4,440億円+9.6%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率51.9%は電機・精密20社中1位で、業界平均17.4%との差は34.5ポイントです。

この企業は通期業績予想を開示していません。

会社の見立て:「予測困難な経営環境」を理由に通期業績予想を非開示。四半期ごとに実績のみ開示。キーエンスは業績予想を開示しない方針

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上1.06兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は4,440億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の41.9%が純利益に
1.1兆
−5,090億
5,500億
−1,060億
4,440億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率51.9%・純利益率41.9%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 4.09兆円)自己資本比率 93.2%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.00倍。細い帯=その他負債 2,800億円
営業CF
+5,200億円
本業が生む現金
投資CF
−1,500億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,800億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+3,700億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)10.9% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
310円/株
利回り 0.4%
配当性向
18.8%
稼ぎの約2割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
1,648円
1株当たり純利益
BPS
14,100円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計38.8%
創業家(瀧崎家)22.4%
個人・その他15.2%
国内法人12.4%
日本マスタートラスト11.2%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
8名
うち社外 4名(50%)
女性取締役
13%
1名
従業員
12,009人
平均35歳・年収2,182万円

付加価値提案力を担う人材の育成や成果に応じた処遇を重視し、働きやすい環境整備やサステナビリティの取組みを進めているとみられる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

「世界初・業界初」の付加価値の高い製品のみを開発する戦略と、ファブレスによる固定費の抑制を組み合わせ、高い利益率を維持する方針とみられます。直販体制を通じて顧客との関係を深め、競合を排除しながら潜在需要を開拓する戦略が中心です。製造業の設備投資動向に左右される面はあるものの、幅広い業種・顧客への展開で変動を平準化していると考えられます。

対処すべき課題
  1. 01半導体・電子部品業界などの設備投資サイクルによる受注変動への対応
  2. 02国内製造業の海外移転が進むなかでの国内需要基盤の維持
  3. 03高い成長を支える営業・技術人材の採用と育成
1. 景気・設備投資変動リスク

顧客である製造業の設備投資サイクルに業績が連動し、景気後退期には受注が減少しやすい。

2. 産業空洞化リスク

国内製造業の海外移転が進むと、国内向け需要基盤が縮小する可能性がある。

3. 人材確保リスク

直販営業と製品開発を支える人材の採用難が成長の制約となり得る。

4. 為替リスク

海外売上比率の上昇に伴い、為替変動が収益に影響を及ぼす要因となる。

08投資の中身

設備投資
180億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
860億円
将来の稼ぐ力への投資

世界初・業界初の付加価値の高い製品を生み出すことを開発方針とし、センサーや画像処理などFA分野の技術開発に継続的に取り組んでいるとみられる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電機・精密・20社中)
営業利益率51.9%1位/20社
ROE14.2%5位/20社
売上成長率+9.5%6位/20社
PER(割安さ)42.4倍16位/20社
時価総額1位/20社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電機・精密で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.70(n=8)やや正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
キーエンスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
キーエンスは業績予想を開示しない方針
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。