ニデック6594有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
精密小型モーターで世界首位のメーカーであり、モーターとその周辺機器を幅広く手がけています。事業は車載、精密小型モーター、家電・商業・産業、電子・光学部品、その他のセグメントで構成され、車載が最大の売上規模、精密小型モーターが高採算の柱となっています。近年はEV駆動システムやデータセンター向けの冷却・電源分野に注力し、モーター技術の垂直統合とM&Aを軸に事業領域を拡大しています。用途の広いモーターを核に幅広い産業へ製品を供給しているのが特徴です。
02業績の推移
ニデックの売上は前年比+11.1%、営業利益率は9.2%、ROEは11.0%です。電機・精密の平均営業利益率は17.4%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 25Q1 | 6,400億円 | 540億円 | 8.4% | 380億円 | ¥6,200 |
| 25Q2 | 6,500億円 | 580億円 | 8.9% | 400億円 | ¥5,700 |
| 25Q3 | 6,600億円 | 640億円 | 9.7% | 450億円 | ¥3,200 |
| 25Q4 | 6,600億円 | 640億円 | 9.7% | 450億円 | ¥3,050 |
| 26Q1予 | 6,600億円 | 600億円 | 9.1% | 420億円 | — |
| 26Q2予 | 6,800億円 | 630億円 | 9.3% | 440億円 | — |
| 26Q3予 | 7,000億円 | 670億円 | 9.6% | 470億円 | — |
| 26Q4予 | 7,100億円 | 700億円 | 9.9% | 470億円 | — |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY25 | 2.61兆円 | 2,400億円 | 9.2% | 1,680億円 | — |
03会社計画 — 2026年3月期 通期予想
会社計画は今期の売上2.75兆円・営業利益率9.5%。直近4四半期の実績は売上2.61兆円・利益率9.2%でした。
会社の見立て:車載(EV駆動E-Axle)の収益改善とAIサーバー向け冷却・電源の伸長を織り込む2025年4月25日 通期決算短信
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上2.61兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,680億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国法人等 | 38.0% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 11.2% |
| 永守重信 | 8.5% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 5.4% |
| 永守財団 | 2.8% |
| 自己株式 | 1.5% |
06経営の体制
グローバルに広がる多様な人材の育成と活躍推進を重視し、働きやすい組織づくりに取り組んでいます。
07経営方針と課題 — 有報から
モーター技術の垂直統合とM&Aを軸に事業ポートフォリオを拡大し、車載・データセンターなど成長分野の取り込みを進める方針です。既存の高採算事業を基盤としつつ、新たな成長領域への投資により中長期の企業価値向上を目指しています。
- 01EV駆動システムの価格競争下での採算改善が重要な課題です。
- 02M&Aで拡大した事業の統合効果の発現と、のれんの適切な管理が求められます。
- 03ガバナンス体制や経営の継続性に対する市場の信頼を高める必要があります。
EV市場の価格競争によりEV駆動システム事業の採算が悪化しやすい構造があります。
M&Aで計上したのれんについて、環境変化により減損が生じる可能性があります。
経営体制や後継者を巡る不確実性が市場の警戒感につながる可能性があります。
車載・電子部品市場の需要変動が業績に影響を及ぼします。
08投資の中身
モーターとその制御・駆動技術を核に、EV駆動システムやデータセンター向け電源・冷却などの研究開発を進めています。