ZAIBIZ|企業分析

ニデック6594有報もと概算

東証プライム・電機|2025年3月期 通期
¥3,050 ▼28(-0.91%)
時価総額 3.5兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

精密小型モーターで世界首位のメーカーであり、モーターとその周辺機器を幅広く手がけています。事業は車載、精密小型モーター、家電・商業・産業、電子・光学部品、その他のセグメントで構成され、車載が最大の売上規模、精密小型モーターが高採算の柱となっています。近年はEV駆動システムやデータセンター向けの冷却・電源分野に注力し、モーター技術の垂直統合とM&Aを軸に事業領域を拡大しています。用途の広いモーターを核に幅広い産業へ製品を供給しているのが特徴です。

02業績の推移

ニデックの売上は前年比+11.1%、営業利益率は9.2%、ROEは11.0%です。電機・精密の平均営業利益率は17.4%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
25Q16,400億円540億円8.4%380億円¥6,200
25Q26,500億円580億円8.9%400億円¥5,700
25Q36,600億円640億円9.7%450億円¥3,200
25Q46,600億円640億円9.7%450億円¥3,050
26Q1予6,600億円600億円9.1%420億円—
26Q2予6,800億円630億円9.3%440億円—
26Q3予7,000億円670億円9.6%470億円—
26Q4予7,100億円700億円9.9%470億円—
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY252.61兆円2,400億円9.2%1,680億円—
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 2026年3月期 通期予想

会社計画は今期の売上2.75兆円・営業利益率9.5%。直近4四半期の実績は売上2.61兆円・利益率9.2%でした。

売上高(計画)
2.75兆円
前期比 +5.5%
営業利益(計画)
2,600億円
前期比 +8.2%
純利益(計画)
1,800億円
前期比 +7.3%

会社の見立て:車載(EV駆動E-Axle)の収益改善とAIサーバー向け冷却・電源の伸長を織り込む2025年4月25日 通期決算短信

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.61兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,680億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の6.4%が純利益に
2.6兆
−2.4兆
2,400億
−720億
1,680億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率9.2%・純利益率6.4%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 3.60兆円)自己資本比率 43.1%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.61倍
営業CF
+2,400億円
本業が生む現金
投資CF
−1,900億円
設備・投融資へ
財務CF
−600億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+500億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.7% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
35円/株
利回り 1.1%
配当性向
23.9%
稼ぎの約2割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
146.2円
1株当たり純利益
BPS
1,351円
1株当たり純資産
株主構成
外国法人等38.0%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)11.2%
永守重信8.5%
日本カストディ銀行(信託口)5.4%
永守財団2.8%
自己株式1.5%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
11名
うち社外 6名(55%)
女性取締役
18%
2名
従業員
105,000人
平均43歳・年収7.8万円

グローバルに広がる多様な人材の育成と活躍推進を重視し、働きやすい組織づくりに取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

モーター技術の垂直統合とM&Aを軸に事業ポートフォリオを拡大し、車載・データセンターなど成長分野の取り込みを進める方針です。既存の高採算事業を基盤としつつ、新たな成長領域への投資により中長期の企業価値向上を目指しています。

対処すべき課題
  1. 01EV駆動システムの価格競争下での採算改善が重要な課題です。
  2. 02M&Aで拡大した事業の統合効果の発現と、のれんの適切な管理が求められます。
  3. 03ガバナンス体制や経営の継続性に対する市場の信頼を高める必要があります。
1. 採算悪化リスク

EV市場の価格競争によりEV駆動システム事業の採算が悪化しやすい構造があります。

2. のれん減損リスク

M&Aで計上したのれんについて、環境変化により減損が生じる可能性があります。

3. ガバナンスリスク

経営体制や後継者を巡る不確実性が市場の警戒感につながる可能性があります。

4. 市況変動リスク

車載・電子部品市場の需要変動が業績に影響を及ぼします。

08投資の中身

設備投資
1,800億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
1,400億円
将来の稼ぐ力への投資

モーターとその制御・駆動技術を核に、EV駆動システムやデータセンター向け電源・冷却などの研究開発を進めています。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電機・精密・20社中)
営業利益率9.2%12位/20社
ROE11.0%7位/20社
売上成長率+11.1%5位/20社
PER(割安さ)20.9倍6位/20社
時価総額17位/20社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電機・精密で営業利益率が高い3社

10株価との連動

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
ニデックの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
2025年3月期 有価証券報告書・決算短信
会社計画
2025年4月25日 通期決算短信
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。