日本郵政6178有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社は日本郵便(郵便・物流・窓口)、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に持つ持株会社です。政府が筆頭株主であり、全国一律の郵便・金融サービスを提供するユニバーサルサービスの義務を負っています。連結収益の大半はゆうちょ銀行・かんぽ生命の金融2社が占め、全国約2万4千局の郵便局ネットワークを基盤としています。日本郵便は郵便物数の減少と物流の人手不足・コスト高に直面しており、事業は郵便・物流、銀行、生命保険、その他・窓口の各セグメントで構成されます。
02業績の推移
直近4四半期の売上は12.9兆円で、前年の同じ4四半期から+1.2%。営業利益率は5.1%、ROEは2.5%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 3.18兆円 | 1,700億円 | 5.3% | 1,100億円 | ¥1,380 |
| 24Q2 | 3.24兆円 | 1,800億円 | 5.6% | 1,200億円 | ¥1,450 |
| 24Q3 | 3.30兆円 | 1,900億円 | 5.8% | 1,300億円 | ¥1,520 |
| 24Q4 | 2.98兆円 | 1,500億円 | 5.0% | 900億円 | ¥1,490 |
| 25Q1 | 3.20兆円 | 1,600億円 | 5.0% | 1,000億円 | ¥1,510 |
| 25Q2 | 3.25兆円 | 1,700億円 | 5.2% | 1,100億円 | ¥1,560 |
| 25Q3 | 3.35兆円 | 1,800億円 | 5.4% | 1,200億円 | ¥1,620 |
| 25Q4 | 3.05兆円 | 1,400億円 | 4.6% | 800億円 | ¥1,600 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 12.7兆円 | 6,900億円 | 5.4% | 4,500億円 | — |
| FY25 | 12.9兆円 | 6,500億円 | 5.1% | 4,100億円 | +1.2% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。日本郵政の営業利益率は5.1%、ROEは2.5%、売上は前年比+1.2%です。
会社の見立て:ゆうちょ銀行の金利上昇による資金利益改善を見込む一方、かんぽ生命の保有契約減少と日本郵便の宅配・郵便事業の構造的減収が重し。純利益は政府保有株売却に伴う特別要因の反動もあり微減予想。2025年5月15日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上12.9兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は4,100億円。
05株主への還元と持ち主
| 個人・その他 | 39.8% |
| 財務大臣(日本政府) | 31.0% |
| 外国人株主計 | 18.5% |
| 日本マスタートラスト | 6.8% |
| 日本カストディ銀行 | 3.9% |
06経営の体制
全国の郵便局を支える多数の人材の確保・育成と働き方改革を進め、金融・物流を担う専門人材の育成にも取り組んでいます。
07経営方針と課題 — 有報から
当社は全国の郵便局ネットワークとユニバーサルサービスの提供を基盤としつつ、金融2社の安定収益と郵便局を核とした地域サービスの高度化により持続的な成長を目指す方針です。金利のある環境を活かした資金運用力の向上と、物流・窓口事業の構造改革を進め、グループ全体の収益力強化を図ります。
- 01郵便物数の構造的減少と物流事業の採算改善。
- 02かんぽ生命の保有契約減少トレンドへの対応と信頼回復。
- 03ユニバーサルサービス維持コストの効率化と郵便局ネットワークの活用。
郵便物数の構造的減少と物流の人手不足・コスト高により、日本郵便の採算が悪化する可能性があります。
かんぽ生命の保有契約が減少傾向にあり、保険事業の収益に影響を及ぼすおそれがあります。
政府保有比率の引き下げや金融2社株式の追加売却が、需給やグループ収益の希薄化につながる可能性があります。
金利や市場環境の変動が金融2社の資金運用や保険負債に影響を及ぼすリスクがあります。
08投資の中身
郵便・物流のオペレーション効率化やデジタル化、郵便局ネットワークを活用したサービスの高度化に取り組んでいます。
09同業のなかでの位置
- オリックス営業利益率 16.4%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。