住友電気工業5802有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社グループは、自動車用ワイヤハーネスを最大の柱に、情報通信(光ファイバー・光部品)、エレクトロニクス(フレキシブルプリント基板・電子ワイヤー)、環境エネルギー(電力ケーブル)、産業素材(超硬工具・特殊金属線)の各セグメントで事業を展開しております。売上高の相当部分を自動車関連事業が占め、完成車メーカー向けの電装部品供給が収益基盤となっております。情報通信分野では低損失光ファイバーやデータセンター向け光部品の需要拡大を取り込み、海底ケーブルや超電導など独自の素材技術を成長領域と位置づけております。住友グループの中核企業として、幅広い事業ポートフォリオにより景気変動の吸収を図っております。
02業績の推移
直近4四半期の売上は4.85兆円で、前年の同じ4四半期から+0.6%。営業利益率は6.0%、ROEは7.9%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 1.16兆円 | 550億円 | 4.7% | 340億円 | ¥1,850 |
| 24Q2 | 1.21兆円 | 680億円 | 5.6% | 420億円 | ¥2,050 |
| 24Q3 | 1.18兆円 | 630億円 | 5.3% | 400億円 | ¥2,300 |
| 24Q4 | 1.27兆円 | 780億円 | 6.1% | 510億円 | ¥2,550 |
| 25Q1 | 1.18兆円 | 620億円 | 5.3% | 400億円 | ¥2,750 |
| 25Q2 | 1.22兆円 | 750億円 | 6.1% | 460億円 | ¥3,050 |
| 25Q3 | 1.20兆円 | 700億円 | 5.8% | 440億円 | ¥3,200 |
| 25Q4 | 1.25兆円 | 860億円 | 6.9% | 520億円 | ¥3,400 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 4.82兆円 | 2,640億円 | 5.5% | 1,670億円 | — |
| FY25 | 4.85兆円 | 2,930億円 | 6.0% | 1,820億円 | +0.6% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率6.0%は電機・精密20社中17位で、業界平均17.4%との差は-11.4ポイントです。
会社の見立て:自動車ワイヤハーネスの数量回復と光ファイバー・データセンター向け需要拡大を見込み、過去最高益を計画。米国関税・為替変動の影響を注視2025年5月9日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上4.85兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,820億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国法人等 | 31.0% |
| その他国内法人・金融機関 | 24.2% |
| 個人・その他 | 22.0% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 13.5% |
| 日本カストディ銀行 | 5.8% |
| 住友生命保険 | 3.5% |
06経営の体制
当社グループは、グローバルに広がる生産・開発拠点を支える多様な人材の育成と、安全で働きやすい職場環境の整備を重視し、技術伝承とダイバーシティの推進に取り組んでおります。
07経営方針と課題 — 有報から
当社グループは、自動車の電動化・電子化、通信インフラの高度化、脱炭素社会への移行といった構造変化を成長機会と捉え、5事業の連携による総合力の発揮を経営の基本方針としております。ワイヤハーネスの構成変化への対応と、光ファイバー・電力ケーブルなど成長領域への経営資源の重点配分を進め、収益力と資本効率の向上を目指しております。
- 01自動車の電動化・EVシフトに伴うワイヤハーネス構成の変化に対応した製品開発と生産体制の最適化が課題であります。
- 02データセンター需要を背景とした光ファイバー・光部品の供給能力拡充と技術優位の維持が課題であります。
- 03銅・アルミ等の原材料価格や海外人件費の上昇に対するコスト競争力の確保が課題であります。
完成車メーカーの生産台数の変動やモデルチェンジの影響を受けやすく、自動車関連事業の業績が左右されるおそれがあります。
銅・アルミニウム等の主要原材料の市況変動が製造原価に影響を及ぼすおそれがあります。
海外売上比率が高く、円高の進行により海外収益の円換算額が目減りするおそれがあります。
各国の通商政策や関税措置の変更、地政学的な緊張がサプライチェーンや事業展開に影響を及ぼすおそれがあります。
08投資の中身
当社グループは、低損失光ファイバーや超電導、海底ケーブルなど独自の素材技術を核とする研究開発を継続し、自動車の電動化や通信インフラの高度化に対応する次世代製品の開発を推進しております。
09同業のなかでの位置
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。