JFEホールディングス5411有報もと概算
JFEホールディングスは、JFEスチール(高炉一貫の鉄鋼)、JFEエンジニアリング(環境・エネルギープラント、橋梁等)、JFE商事(鋼材流通・トレーディング)の3事業を中核とする持株会社。日本製鉄に次ぐ国内2位の高炉メーカーで、自動車用高張力鋼板や電磁鋼板など高付加価値鋼材を強みとする。2025年3月期は、中国等の鋼材市況悪化と国内需要の低迷、粗鋼減産に加え在庫評価差の悪化を背景に、売上収益は前期比6.1%減の4兆8,596億円、事業利益は同54.6%減の1,353億円(事業利益率2.8%)。親会社株主に帰属する当期純利益は同53.5%減の919億円と大幅減益となった。当期よりJFEプラントテクノロジーを新規連結、ジェコスを連結子会社から持分法適用会社へ変更している。
01何で儲けているのか
売上の約62%は「鉄鋼」が占め、この事業の利益率は1.8%。全社の営業利益率は2.8%です。
02強みと、見ておくべきリスク
競争優位性
自動車・電機向けの高張力鋼板・電磁鋼板など高機能鋼材の技術力と、西日本(倉敷・福山)に集約した効率的な高炉一貫体制。鋼材市況に左右されにくいエンジニアリング事業(環境・再エネ・水素)と、グループ内外をつなぐJFE商事の流通機能による収益の多角化。カーボンニュートラルに向けた電炉化・水素還元製鉄(COURSE50/Super COURSE50)への先行投資。
主なリスク
中国等の鋼材過剰供給と輸出ダンピングによる市況下落、国内鋼材需要の構造的縮小と粗鋼減産、原料炭・鉄鉱石価格と為替・在庫評価差の変動、米国・EUの通商政策(関税・セーフガード)、脱炭素投資の巨額負担。
03同じ業界のほかの会社
- 日本製鉄営業利益率 7.9%