ブリヂストン5108有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社グループは、乗用車・トラック・バス用タイヤに加え、鉱山・建設車両向け超大型タイヤや航空機用タイヤを手がける世界最大手のタイヤメーカーである。売上の大半をタイヤ事業が占め、更生タイヤ(リトレッド)やフリート管理を担うソリューション事業、化工品などの多角化事業がこれを補完する。鉱山向け超大型タイヤや航空機用タイヤといった高付加価値なプレミアム領域で高い市場地位を持つ。世界各地に生産・販売拠点を展開し、現地生産体制を築いている。
02業績の推移
直近4四半期の売上は4.43兆円で、前年の同じ4四半期から+2.8%。営業利益率は10.8%、ROEは10.0%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 23Q1 | 1.06兆円 | 1,200億円 | 11.3% | 700億円 | ¥5,350 |
| 23Q2 | 1.09兆円 | 1,200億円 | 11.0% | 750億円 | ¥5,680 |
| 23Q3 | 1.08兆円 | 1,200億円 | 11.1% | 700億円 | ¥5,900 |
| 23Q4 | 1.08兆円 | 1,200億円 | 11.1% | 750億円 | ¥5,980 |
| 24Q1 | 1.10兆円 | 1,200億円 | 10.9% | 700億円 | ¥6,240 |
| 24Q2 | 1.12兆円 | 1,200億円 | 10.7% | 700億円 | ¥6,100 |
| 24Q3 | 1.11兆円 | 1,200億円 | 10.8% | 700億円 | ¥5,850 |
| 24Q4 | 1.10兆円 | 1,200億円 | 10.9% | 750億円 | ¥6,480 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY23 | 4.31兆円 | 4,800億円 | 11.1% | 2,900億円 | — |
| FY24 | 4.43兆円 | 4,800億円 | 10.8% | 2,850億円 | +2.8% |
03会社計画 — 25/12期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率10.9%は自動車6社中1位で、業界平均8.6%との差は2.3ポイントです。
会社の見立て:プレミアムタイヤへの選択と集中、北米鉱山車両用タイヤ需要回復を前提とした緩やかな増益計画2025年2月13日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上4.43兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は2,850億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 34.5% |
| 個人・その他 | 22.4% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 15.2% |
| 日本カストディ銀行 | 6.8% |
| 自己株式 | 4.5% |
| 明治安田生命保険 | 3.1% |
06経営の体制
多様な人材の活躍と安全な職場環境を重視し、天然ゴム調達の持続可能性やタイヤの資源循環など環境・社会課題への対応をサステナビリティ経営の中核に据えている。
07経営方針と課題 — 有報から
プレミアムタイヤと高採算の鉱山・航空機向け領域に経営資源を集中し、リトレッドを軸とする循環型ソリューション事業を成長領域と位置づける方針である。地域ごとの生産最適化とブランド価値の向上を通じて、原材料市況や需要変動に強い収益構造の構築を目指している。
- 01天然ゴムや原油由来原材料の価格変動に対応したコスト管理と価格戦略を強化すること。
- 02リトレッドを核とするソリューション事業を拡大し収益源を多様化すること。
- 03電動化に伴うタイヤ性能要求の変化に対応した製品開発を進めること。
天然ゴムや原油由来原材料の価格変動が製造コストを左右し、価格転嫁が追いつかない場合に収益を圧迫する可能性がある。
欧米や新興国の景気減速による商用車・鉱山向け需要の鈍化が業績に影響を及ぼすおそれがある。
海外事業の比率が高く、為替の変動が海外収益や製造コストに影響を与える可能性がある。
新興国メーカーとの価格競争や電動化に伴う市場変化により、競争環境が厳しさを増す可能性がある。
08投資の中身
低燃費・高耐久のタイヤ材料や設計技術、電動車向けタイヤ、更生タイヤやセンシングを活用したソリューション技術などの研究開発を進めている。