ZAIBIZ|企業分析

三菱地所8802有報もと概算

東証プライム・不動産|2025年3月期 通期
¥2,800 ▲22(+0.79%)
時価総額 3.51兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社は東京・丸の内を中心とするオフィスビルの開発・賃貸を中核とする総合不動産大手です。事業はオフィス・商業施設を扱うコマーシャル不動産、マンション分譲・賃貸の住宅、米国・英国・アジアの海外、私募REIT等の投資マネジメント、設計監理・不動産サービス、ホテル・空港運営などのセグメントで構成されます。丸の内エリアに多数のビルを保有する「大家」として、常盤橋プロジェクト(TOKYO TORCH)等の丸の内再構築を長期にわたり推進しています。優良賃貸資産が生む安定したストック収益が収益の柱です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は1.58兆円で、前年の同じ4四半期から+5.0%。営業利益率は19.6%、ROEは7.7%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q13,350億円560億円16.7%340億円¥2,400
24Q23,580億円640億円17.9%390億円¥2,550
24Q33,570億円650億円18.2%390億円¥2,480
24Q44,550億円940億円20.7%560億円¥2,600
25Q13,500億円620億円17.7%380億円¥2,650
25Q23,750億円700億円18.7%430億円¥2,720
25Q33,750億円720億円19.2%440億円¥2,760
25Q44,800億円1,050億円21.9%640億円¥2,800
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY241.51兆円2,790億円18.5%1,680億円—
FY251.58兆円3,090億円19.6%1,890億円+5.0%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。三菱地所の営業利益率は19.6%、ROEは7.7%、売上は前年比+5.0%です。

売上高(計画)
1.62兆円
前期比 +2.5%
営業利益(計画)
3,400億円
前期比 +10.0%
純利益(計画)
2,050億円
前期比 +8.5%

会社の見立て:2026年3月期予想は、丸の内エリアのオフィス賃料改定と高稼働の継続、商業・ホテル・空港の需要回復、海外(米国・英国・アジア)開発案件の利益貢献を織り込み、営業利益3,400億円・親会社株主帰属当期利益2,050億円を見込む。中期経営計画のもとROE向上とEPS成長を掲げ、自己株取得を含む株主還元を強化。国内金利上昇に伴う調達コストと不動産市況、海外案件の進捗が主要な感応度変数。2025年5月12日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上1.58兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,890億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の12.0%が純利益に
1.6兆
−1.3兆
3,090億
−1,200億
1,890億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率19.6%・純利益率12.0%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 7.99兆円)自己資本比率 32.1%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 1.22倍
営業CF
+3,300億円
本業が生む現金
投資CF
−4,000億円
設備・投融資へ
財務CF
+500億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
−700億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)2.4% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
46円/株
利回り 1.6%
配当性向
30.5%
稼ぎの約3割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
151円
1株当たり純利益
BPS
2,049円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計36.0%
個人・その他20.0%
日本マスタートラスト信託銀行14.8%
日本カストディ銀行6.0%
明治安田生命保険3.5%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
13名
うち社外 6名(46%)
女性取締役
23%
3名
従業員
11,000人
平均41歳・年収1,250万円

多様な人材の登用とまちづくりを担う専門人材の育成を進めるとともに、働き方改革やエンゲージメント向上に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

当社は丸の内をはじめとする優良資産の価値最大化を軸に、開発から賃貸・運営までの一貫したバリューチェーンを強みとして中長期の企業価値向上を図る方針です。住宅・海外・投資マネジメントへの多角化と資産回転を通じた資本効率の改善を進め、ROEの向上と持続的な成長の両立を目指しています。

対処すべき課題
  1. 01国内金利上昇に伴う調達コスト増と不動産価格・キャップレート上昇への対応。
  2. 02物件売却や海外案件の引渡し時期に左右される業績変動の平準化。
  3. 03丸の内への集中に伴うエリアリスク低減と収益源の分散。
1. 金利上昇リスク

不動産デベロッパー特有のレバレッジを抱えるため、国内金利の上昇は調達コスト増と資産価値の下押しの双方を通じて収益を圧迫する可能性があります。

2. 業績の変動性

物件売却や海外案件の引渡しのタイミングにより、期間損益が振れやすい特性があります。

3. 不動産市況・需要変動

オフィス空室率・賃料市況やホテル・空港の需要変動により、賃貸・運営収益が影響を受けるおそれがあります。

4. 災害・エリア集中リスク

丸の内エリアへの資産集中により、大規模災害等が生じた場合の影響が相対的に大きくなる可能性があります。

08投資の中身

設備投資
4,500億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
30億円
将来の稼ぐ力への投資

スマートシティやまちづくりに関する技術・サービスの開発、環境性能の高い建築の実現に向けた取り組みを進めています。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(不動産・2社中)
営業利益率19.6%1位/2社
ROE7.7%2位/2社
売上成長率+5.0%2位/2社
PER(割安さ)18.5倍2位/2社
時価総額2位/2社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
不動産で営業利益率が高い1社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.61(n=8)やや正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
三菱地所の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(2025年5月12日発表)
会社計画
2025年5月12日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。