ZAIBIZ|企業分析

三井不動産8801有報もと概算

東証プライム・不動産|2025年3月期 通期
¥1,450 ▲11(+0.76%)
時価総額 3.95兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

三井不動産は、オフィスビル・商業施設の開発・賃貸、マンション・戸建ての分譲、不動産の仲介・管理、ホテル・リゾートなどの施設営業を手がける国内総合不動産の最大手です。日本橋・八重洲・東京ミッドタウンといった大規模再開発や、ららぽーと・三井アウトレットパークなどの商業施設を展開しています。収益は賃貸事業の安定的なストック収益と、分譲事業の物件売却益、マネジメント事業の手数料収入で構成されます。米国・英国・アジアでの海外開発や物流施設、賃貸住宅にも事業を広げています。

02業績の推移

直近4四半期の売上は2.63兆円で、前年の同じ4四半期から+10.2%。営業利益率は14.2%、ROEは9.2%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q15,500億円750億円13.6%500億円¥1,100
24Q25,800億円800億円13.8%520億円¥1,180
24Q35,900億円820億円13.9%530億円¥1,250
24Q46,630億円980億円14.8%700億円¥1,320
25Q16,020億円800億円13.3%530億円¥1,300
25Q26,330億円880億円13.9%570億円¥1,360
25Q36,430億円900億円14.0%590億円¥1,410
25Q47,470億円1,150億円15.4%800億円¥1,450
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY242.38兆円3,350億円14.1%2,250億円—
FY252.63兆円3,730億円14.2%2,490億円+10.2%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。三井不動産の営業利益率は14.2%、ROEは9.2%、売上は前年比+10.2%です。

売上高(計画)
2.71兆円
前期比 +3.2%
営業利益(計画)
4,100億円
前期比 +10.0%
純利益(計画)
2,850億円
前期比 +14.6%

会社の見立て:2026年3月期予想は、賃貸事業のオフィス賃料改定とホテル・商業の稼働改善、分譲事業の引渡計画の積み上げを織り込み、営業利益4,100億円・親会社株主帰属当期利益2,850億円を見込む。長期経営方針『&INNOVATION 2030』のもとEPS成長とROE向上を掲げ、自己株取得を含む株主還元と物流・海外(米国・アジア)への成長投資を並行して進める。金利上昇局面における調達コストと不動産市況が主要な感応度変数。2025年5月9日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.63兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は2,490億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の9.5%が純利益に
2.6兆
−2.3兆
3,730億
−1,240億
2,490億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率14.2%・純利益率9.5%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 10.0兆円)自己資本比率 29.5%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 1.56倍
営業CF
+4,200億円
本業が生む現金
投資CF
−5,500億円
設備・投融資へ
財務CF
+1,800億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
−1,300億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)2.5% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
30円/株
利回り 2.1%
配当性向
29.7%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
101円
1株当たり純利益
BPS
1,211円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計38.0%
個人・その他18.0%
日本マスタートラスト信託銀行15.2%
日本カストディ銀行6.1%
三井不動産従業員持株会1.9%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
14名
うち社外 7名(50%)
女性取締役
21%
3名
従業員
24,000人
平均41歳・年収1,280万円

大規模開発を担う専門人材の育成や多様な働き方の推進に加え、環境配慮型のまちづくりを通じたサステナビリティ経営に取り組んでいるとみられる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

都心一等地の優良賃貸資産を核とした安定収益基盤の上に、大規模再開発と海外・物流分野への投資で成長を図る方針とみられます。開発から賃貸・分譲・運営までを一貫して手がけるバリューチェーンを活かし、まちづくりのノウハウを収益に結び付ける戦略が中心です。金利上昇局面では調達コストや不動産市況への感応度が高まるため、財務規律と資産効率の向上が重視されていると考えられます。

対処すべき課題
  1. 01金利上昇に備えた調達コスト管理と有利子負債・財務レバレッジの適切なコントロール
  2. 02分譲事業の引渡しタイミングに左右されやすい業績の平準化と収益の安定化
  3. 03海外開発における為替・現地市況リスクへの対応と投資規律の維持
1. 金利上昇リスク

高いレバレッジ体質のため、国内金利の上昇が調達コスト増と不動産価格下落の双方を通じて収益・資産価値を圧迫し得る。

2. 市況変動リスク

オフィス空室率や賃料相場、ホテル需要の変動が賃貸・施設営業の収益に影響を及ぼす。

3. 業績変動リスク

分譲事業は物件の引渡し時期に業績が左右されやすく、期ごとの振れが生じやすい。

4. 海外・為替リスク

米国・アジアなどの海外開発は現地市況や為替変動の影響を受けるとみられる。

08投資の中身

設備投資
5,500億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
40億円
将来の稼ぐ力への投資

研究開発が中核の業種ではないが、スマートビルや環境配慮型のまちづくり、不動産テックの活用など、開発・運営の高度化に向けた取組みを進めているとみられる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(不動産・2社中)
営業利益率14.2%2位/2社
ROE9.2%1位/2社
売上成長率+10.2%1位/2社
PER(割安さ)14.4倍1位/2社
時価総額1位/2社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
不動産で営業利益率が高い1社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.79(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
三井不動産の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(2025年5月9日発表)
会社計画
2025年5月9日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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