オリンパス7733有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社グループは、医療事業に経営資源を集中するグローバル医療機器メーカーであり、消化器内視鏡を中核とする内視鏡事業と、外科・泌尿器・呼吸器などの治療機器事業の二本柱で構成される。消化器内視鏡で高い世界シェアを持ち、観察機器(スコープ)の販売に処置具や修理・サービスを組み合わせたリカーリング収益が安定したキャッシュフローを生んでいる。かつての科学事業(顕微鏡)を売却し、医療専業へと事業を転換した。海外売上比率が高く、世界の病院・医師に張り巡らせた営業・サービス網が競争力の源泉である。
02業績の推移
直近4四半期の売上は9,970億円で、前年の同じ4四半期から+7.7%。営業利益率は16.2%、ROEは15.1%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 2,250億円 | 150億円 | 6.7% | 850億円 | ¥2,050 |
| 24Q2 | 2,300億円 | 140億円 | 6.1% | 600億円 | ¥2,380 |
| 24Q3 | 2,330億円 | 120億円 | 5.2% | 500億円 | ¥2,510 |
| 24Q4 | 2,380億円 | 100億円 | 4.2% | 480億円 | ¥2,300 |
| 25Q1 | 2,430億円 | 380億円 | 15.6% | 280億円 | ¥2,150 |
| 25Q2 | 2,470億円 | 410億円 | 16.6% | 300億円 | ¥2,080 |
| 25Q3 | 2,500億円 | 410億円 | 16.4% | 300億円 | ¥2,120 |
| 25Q4 | 2,570億円 | 420億円 | 16.3% | 300億円 | ¥2,200 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 9,260億円 | 510億円 | 5.5% | 2,430億円 | — |
| FY25 | 9,970億円 | 1,620億円 | 16.2% | 1,180億円 | +7.7% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。オリンパスの営業利益率は16.3%、ROEは15.1%、売上は前年比+7.7%です。
会社の見立て:米国関税影響・組織変革費用等の負担で営業減益を見込む。為替前提は1ドル145円。米FDA警告書(2024年)への対応進捗が前提。2025年5月13日発表(初回ガイダンス)
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上9,970億円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,180億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 55.8% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 14.5% |
| 個人・その他 | 12.1% |
| 国内法人・金融機関 | 9.6% |
| 日本カストディ銀行 | 6.2% |
| 自己株式 | 1.8% |
06経営の体制
医療の質の向上に貢献する人材の育成と多様性の推進を重視し、医療アクセスの改善や環境負荷低減を通じたサステナビリティ経営を推進している。
07経営方針と課題 — 有報から
医療機器分野への集中により、内視鏡と治療機器を成長の二本柱と位置づけ、低侵襲治療領域での技術優位を強化する方針である。品質・規制対応の徹底とグローバルなサービス網の拡充を通じて、持続的な成長と収益性の向上を目指している。
- 01品質保証と各国規制当局への対応体制を強化し、信頼性を高めること。
- 02リカーリングモデルを軸に治療機器事業の成長を加速すること。
- 03サイバーセキュリティや製品安全に関するリスク管理を徹底すること。
医療機器の品質保証や規制当局への対応に多額のコストを要し、対応の遅れが業績や信頼に影響を及ぼす可能性がある。
製品のリコールやサイバーセキュリティに関する事象が発生した場合、業績や企業評価に影響を与えるおそれがある。
海外売上比率が高いため、為替の変動や関税政策の影響を受けやすい。
新興メーカーの内視鏡市場への参入や価格競争が、収益性に影響を及ぼす可能性がある。
08投資の中身
消化器内視鏡や外科・泌尿器・呼吸器などの治療機器を中心に、低侵襲治療の高度化やデジタル技術の活用に向けた研究開発を進めている。
09同業のなかでの位置
- テルモ営業利益率 19.7%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、営業利益と株価が逆に動く傾向がうかがえます。金利・市況など業績以外の要因が効いている可能性があります。