ZAIBIZ|企業分析

オリンパス7733有報もと概算

東証プライム・医療機器|2025年3月期 通期
¥2,200 ▲18(+0.82%)
時価総額 2.5兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社グループは、医療事業に経営資源を集中するグローバル医療機器メーカーであり、消化器内視鏡を中核とする内視鏡事業と、外科・泌尿器・呼吸器などの治療機器事業の二本柱で構成される。消化器内視鏡で高い世界シェアを持ち、観察機器(スコープ)の販売に処置具や修理・サービスを組み合わせたリカーリング収益が安定したキャッシュフローを生んでいる。かつての科学事業(顕微鏡)を売却し、医療専業へと事業を転換した。海外売上比率が高く、世界の病院・医師に張り巡らせた営業・サービス網が競争力の源泉である。

02業績の推移

直近4四半期の売上は9,970億円で、前年の同じ4四半期から+7.7%。営業利益率は16.2%、ROEは15.1%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q12,250億円150億円6.7%850億円¥2,050
24Q22,300億円140億円6.1%600億円¥2,380
24Q32,330億円120億円5.2%500億円¥2,510
24Q42,380億円100億円4.2%480億円¥2,300
25Q12,430億円380億円15.6%280億円¥2,150
25Q22,470億円410億円16.6%300億円¥2,080
25Q32,500億円410億円16.4%300億円¥2,120
25Q42,570億円420億円16.3%300億円¥2,200
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY249,260億円510億円5.5%2,430億円—
FY259,970億円1,620億円16.2%1,180億円+7.7%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。オリンパスの営業利益率は16.3%、ROEは15.1%、売上は前年比+7.7%です。

売上高(計画)
1.02兆円
前期比 +2.8%
営業利益(計画)
1,500億円
前期比 -7.7%
純利益(計画)
900億円
前期比 -23.7%

会社の見立て:米国関税影響・組織変革費用等の負担で営業減益を見込む。為替前提は1ドル145円。米FDA警告書(2024年)への対応進捗が前提。2025年5月13日発表(初回ガイダンス)

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上9,970億円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,180億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の11.8%が純利益に
9,970億
−8,350億
1,620億
−440億
1,180億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率16.2%・純利益率11.8%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 1.55兆円)自己資本比率 50.3%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.38倍
営業CF
+1,550億円
本業が生む現金
投資CF
−600億円
設備・投融資へ
財務CF
−900億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+950億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)7.6% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
22円/株
利回り 1.0%
配当性向
21.2%
稼ぎの約2割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
104円
1株当たり純利益
BPS
687円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計55.8%
日本マスタートラスト信託銀行14.5%
個人・その他12.1%
国内法人・金融機関9.6%
日本カストディ銀行6.2%
自己株式1.8%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
9名
うち社外 7名(78%)
女性取締役
22%
2名
従業員
35,000人
平均44歳・年収970万円

医療の質の向上に貢献する人材の育成と多様性の推進を重視し、医療アクセスの改善や環境負荷低減を通じたサステナビリティ経営を推進している。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

医療機器分野への集中により、内視鏡と治療機器を成長の二本柱と位置づけ、低侵襲治療領域での技術優位を強化する方針である。品質・規制対応の徹底とグローバルなサービス網の拡充を通じて、持続的な成長と収益性の向上を目指している。

対処すべき課題
  1. 01品質保証と各国規制当局への対応体制を強化し、信頼性を高めること。
  2. 02リカーリングモデルを軸に治療機器事業の成長を加速すること。
  3. 03サイバーセキュリティや製品安全に関するリスク管理を徹底すること。
1. 品質・規制対応リスク

医療機器の品質保証や規制当局への対応に多額のコストを要し、対応の遅れが業績や信頼に影響を及ぼす可能性がある。

2. 製品安全リスク

製品のリコールやサイバーセキュリティに関する事象が発生した場合、業績や企業評価に影響を与えるおそれがある。

3. 為替・関税リスク

海外売上比率が高いため、為替の変動や関税政策の影響を受けやすい。

4. 競争激化リスク

新興メーカーの内視鏡市場への参入や価格競争が、収益性に影響を及ぼす可能性がある。

08投資の中身

設備投資
600億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
970億円
将来の稼ぐ力への投資

消化器内視鏡や外科・泌尿器・呼吸器などの治療機器を中心に、低侵襲治療の高度化やデジタル技術の活用に向けた研究開発を進めている。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(医療機器・2社中)
営業利益率16.3%2位/2社
ROE15.1%1位/2社
売上成長率+7.7%2位/2社
PER(割安さ)21.2倍1位/2社
時価総額2位/2社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
医療機器で営業利益率が高い1社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.61(n=8)やや負の相関

収録期間では、営業利益と株価が逆に動く傾向がうかがえます。金利・市況など業績以外の要因が効いている可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
オリンパスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信・有価証券報告書 2025年3月期(2025年5月9日発表)
会社計画
2025年5月13日発表(初回ガイダンス)
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。