ZAIBIZ|企業分析

住友金属鉱山5713有報もと概算

東証プライム・非鉄金属|2025年3月期 通期
¥5,000 ▲35(+0.70%)
時価総額 1.37兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

住友金属鉱山は非鉄金属大手で、事業は資源(鉱山開発)、製錬(銅・ニッケル等の非鉄金属製錬)、材料(電池材料・電子材料)の3つを垂直統合で展開します。海外にニッケルや銅の鉱山権益を保有し、車載リチウムイオン電池向けの正極材で世界有数のシェアを持ちます。鉱山から製錬、電池材料までを一貫して手がける事業モデルが特徴です。住友グループの中核企業として長い事業の歴史を持ちます。

02業績の推移

直近4四半期の売上は1.59兆円で、前年の同じ4四半期から+9.7%。営業利益率は1.9%、ROEは0.9%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q13,600億円260億円7.2%160億円¥4,650
24Q23,600億円250億円6.9%150億円¥4,480
24Q33,600億円240億円6.7%140億円¥4,320
24Q43,700億円200億円5.4%140億円¥4,100
25Q14,000億円180億円4.5%400億円¥4,200
25Q24,000億円170億円4.3%380億円¥4,550
25Q34,000億円180億円4.5%410億円¥4,800
25Q43,900億円-220億円-5.6%-1,030億円¥5,000
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY241.45兆円950億円6.6%590億円—
FY251.59兆円310億円1.9%160億円+9.7%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。住友金属鉱山の営業利益率は1.9%、ROEは0.9%、売上は前年比+10.2%です。

売上高(計画)
1.74兆円
前期比 +9.3%
営業利益(計画)
2,600億円
前期比 +714.7%
純利益(計画)
1,760億円
前期比 +969.3%

会社の見立て:前期に計上した電池材料事業の減損損失(572億円)の反動と、銅・金市況の上昇、Codelco系鉱山の操業改善、材料セグメントの回復を見込む計画。年間配当は104円から増配の方針。2025年5月9日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上1.59兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は160億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の1.0%が純利益に
1.6兆
−1.6兆
310億
−150億
160億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率1.9%・純利益率1.0%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 3.10兆円)自己資本比率 60.1%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.23倍
営業CF
+1,600億円
本業が生む現金
投資CF
−1,300億円
設備・投融資へ
財務CF
−600億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+300億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)0.5% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
104円/株
利回り 2.1%
配当性向
173.4%
利益を超える配当。この水準は続かない可能性
EPS
60円
1株当たり純利益
BPS
6,769円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計31.5%
個人・その他24.9%
国内法人20.0%
日本マスタートラスト14.8%
日本カストディ銀行5.6%
住友生命保険3.2%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
11名
うち社外 6名(55%)
女性取締役
27%
3名
従業員
7,400人
平均42歳・年収880万円

鉱山開発から製錬、電池材料まで幅広い事業を支える技術人材の育成に取り組んでいます。長い歴史を持つ事業精神を受け継ぐ人材基盤の維持をサステナビリティの柱としています。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

鉱山・製錬・材料を一貫して手がける垂直統合モデルを軸に、資源権益と製錬技術、電池材料の技術蓄積を生かす方針です。堅固な財務基盤を背景に、市況変動に耐えながら成長投資を進めています。車載電池向け正極材を中長期の成長分野と位置づけつつ、需要動向に応じた生産体制の最適化を図っています。

対処すべき課題
  1. 01銅・ニッケルなど資源市況と為替の変動に耐える収益構造を維持すること。
  2. 02電池材料事業で、正極材の品種切り替えや需要調整に的確に対応すること。
  3. 03海外鉱山・製錬プロジェクトの操業と採算を安定的に管理すること。
1. 資源市況・為替への連動

銅・ニッケル・コバルトなど資源市況と為替に業績が大きく左右される構造です。

2. 電池材料事業の変動と減損

正極材の品種切り替えや需要調整に伴い、生産能力の低下や減損損失が生じるリスクがあります。

3. 海外プロジェクトのリスク

海外鉱山・製錬プロジェクトの操業トラブルや採算悪化、地政学リスクが収益を圧迫し得ます。

4. EV需要の調整

電気自動車の需要調整が、車載電池向け正極材の販売に影響を及ぼす可能性があります。

08投資の中身

設備投資
1,400億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
200億円
将来の稼ぐ力への投資

車載電池向け正極材や電子材料の高機能化、製錬・リサイクル技術の高度化に向けた研究開発を進めています。資源から材料までの一貫した技術基盤の強化を図っています。

09同業のなかでの位置

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.62(n=8)やや負の相関

収録期間では、営業利益と株価が逆に動く傾向がうかがえます。金利・市況など業績以外の要因が効いている可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
住友金属鉱山の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(2025年5月9日発表)
会社計画
2025年5月9日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。