非鉄金属はZaiBiz収録が住友金属鉱山1社で、金・銅・ニッケルの市況に「資源(鉱山権益)・製錬・材料(電池正極材)」の三事業が連動する典型的な市況株。2025年は金が一時1トロイオンス3,000ドル超の史上最高値圏で推移して利益を下支えする一方、成長ドライバーのはずだったニッケル・電池材料がEV減速とインドネシア産ニッケルの供給過剰で逆風となり、北米EV向け正極材投資の見直しや減損計上を迫られた。結果として「金と銅で稼ぎ、ニッケル・電池でつまずく」のが足元の実態。
中期では銅が最大の追い風で、AIデータセンターの電力需要・電化・送電網更新で銅需給は逼迫方向、鉱石品位低下と新規鉱山の枯渇から銅価は構造的に上昇しやすく、米Morenci・チリQuebrada Blanca(QB)など上流権益を持つ住友鉱に有利。一方ニッケルはインドネシアの過剰供給とLFP(リン酸鉄)電池シフトで高ニッケル正極材の優位が揺らぎ、「2030年ビジョン」の電池材料拡大シナリオは下方修正・時間軸後ずれが避けにくい。金は利下げ観測と地政学リスクで高止まりすれば利益のクッションとして効くが、所詮は市況依存で、円安は海外権益の円換算にプラスに働く。
| コード | 企業名 | 売上YoY | 営業利益率 | ROE | PER | 株価 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5713 | 住 住友金属鉱山 | +10.2% | 1.9% | 0.9% | 83.3倍 | ¥5,000+0.70% | 詳細 → |