テルモ4543有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社グループは、カテーテルなど心臓血管領域を中核とする医療機器の世界大手であり、心臓血管カンパニー、注射針・輸液などの汎用医療機器を担うメディカルケアソリューションズ、輸血・血液処理を担う血液・細胞テクノロジーの三つの事業で構成される。心臓血管領域が売上の中心を占め、低侵襲治療(カテーテル)分野の高い技術力とグローバル販売網が競争力の源泉である。注射針・輸液など安定収益の汎用医療機器や、買収で築いた血液・細胞処理事業がこれを補完している。海外売上比率が高く、グローバルに事業を展開している。
02業績の推移
直近4四半期の売上は1.00兆円で、前年の同じ4四半期から+9.2%。営業利益率は19.7%、ROEは13.2%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 2,250億円 | 380億円 | 16.9% | 310億円 | ¥2,150 |
| 24Q2 | 2,320億円 | 410億円 | 17.7% | 330億円 | ¥2,280 |
| 24Q3 | 2,300億円 | 400億円 | 17.4% | 320億円 | ¥2,350 |
| 24Q4 | 2,330億円 | 430億円 | 18.5% | 380億円 | ¥2,420 |
| 25Q1 | 2,450億円 | 490億円 | 20.0% | 400億円 | ¥2,480 |
| 25Q2 | 2,520億円 | 510億円 | 20.2% | 410億円 | ¥2,540 |
| 25Q3 | 2,500億円 | 500億円 | 20.0% | 400億円 | ¥2,560 |
| 25Q4 | 2,580億円 | 480億円 | 18.6% | 370億円 | ¥2,600 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 9,200億円 | 1,620億円 | 17.6% | 1,340億円 | — |
| FY25 | 1.00兆円 | 1,980億円 | 19.7% | 1,580億円 | +9.2% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。テルモの営業利益率は19.7%、ROEは13.2%、売上は前年比+9.2%です。
会社の見立て:心臓血管カンパニーのカテーテル製品が牽引。米国・欧州を中心とした海外売上の伸長と為替前提を織り込み、過去最高益を計画。2025年5月14日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上1.00兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,580億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 42.0% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 17.5% |
| 国内法人・金融機関 | 16.0% |
| 個人・その他 | 14.5% |
| 日本カストディ銀行 | 6.8% |
| STATE STREET BANK等 | 3.2% |
06経営の体制
専門性の高い医療機器人材の育成と多様性の推進を重視し、医療への貢献と環境負荷低減を通じたサステナビリティ経営を推進している。
07経営方針と課題 — 有報から
心臓血管を中核とした低侵襲治療分野への注力と、汎用医療機器・血液細胞処理事業の安定収益を組み合わせたポートフォリオ経営を志向している。研究開発とグローバル展開の強化を通じて、医療現場の課題解決と持続的な成長の両立を目指している。
- 01低侵襲治療分野の製品ラインナップと技術優位を継続的に強化すること。
- 02各国の医療制度・償還価格の改定に対応した収益基盤を確保すること。
- 03原材料・物流コストの上昇に対応した生産効率の向上を図ること。
海外売上比率が高いため、円高の進行は海外収益の円換算額を目減りさせる可能性がある。
米国・欧州などの医療制度改正や償還価格の改定が、収益に影響を及ぼす可能性がある。
原材料や物流コストの上昇が製造原価を押し上げ、収益を圧迫するおそれがある。
海外M&Aで計上したのれん等について、事業環境の変化により減損損失が発生する可能性がある。
08投資の中身
心臓血管のカテーテル治療をはじめとする低侵襲治療分野を中心に、汎用医療機器や血液・細胞処理技術などの研究開発を進め、医療現場の課題解決に取り組んでいる。
09同業のなかでの位置
- オリンパス営業利益率 16.3%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。